ハンドメイド作品の値付け、どう決めていますか?
「なんとなくこのくらいかな」で価格を決めていませんか。ハンドメイド作品の値付けは、材料費だけを見て決めてしまうと、実は赤字すれすれということが少なくありません。特に見落とされがちなのが「作業時間」と「販売手数料」です。この2つを含めずに値段を決めると、時給換算したときに驚くほど低い金額になっているケースがよくあります。
値付けの基本の式
適正価格は、次の要素の合計から逆算できます。
- 材料費(購入価格 ÷ 購入量 × 使用量)
- 梱包・資材費
- 作業時間 × 時給(労務費)
- その他経費(送料負担分など)
- 販売手数料(プラットフォームごとに異なる)
- 目標とする利益
これらをすべて足し合わせたうえで、目標の利益率または利益額を確保できる価格を逆算するのが、安定して続けられる値付けの考え方です。
安売りが続かない理由
「売れるから」という理由だけで低価格を維持してしまうと、材料が値上がりしたときや、注文数が増えて自分の時間を圧迫したときに、続けるのがつらくなってしまいます。値段は「今売れるかどうか」だけでなく「この価格を続けても自分が消耗しないか」という視点で決める必要があります。
主要プラットフォームの手数料の目安
| 販売先 | 手数料の目安 |
|---|---|
| minne | 販売価格の約10.56%(税込) |
| Creema | 販売価格の約11% |
| メルカリ | 販売価格の約10% |
| BOOTH | 販売価格の約5.6%+22円 |
| ラクマ | 販売価格の約10% |
| イベント・対面販売 | 手数料なし(会場費は別途) |
※ 手数料率は変更されることがあります。最新の料率は各プラットフォームの公式情報でご確認ください。本ツールの設定タブからカスタム値に変更することもできます。
利益率の目安
作家によって考え方は異なりますが、材料費・手数料・労務費をすべて差し引いたうえで20〜30%程度の利益を目標にする方が多いようです。イベント出店中心か、常設ショップ中心かによっても適した水準は変わります。
このツールの使い方
材料費を1行ずつ入力し、梱包費・作業時間・販売先・目標利益率を設定するだけで、推奨販売価格がその場で計算されます。無料版でもすべての計算機能を制限なく使えます。Pro版では、材料をマスタ登録して次回から呼び出したり、商品ごとに保存して一覧比較したり、材料の値上がり時に関連商品を一括で再計算したりできます。
よくある質問
ハンドメイドの利益率は何%が目安?
作家によって幅がありますが、材料費・手数料・労務費を差し引いたうえで20〜30%程度を目安にする方が多いです。イベント出店か常設ショップかでも変わります。
作業時間は原価に入れるべき?
入れることをおすすめします。材料費だけで値付けすると、時給換算した際に赤字同然になっているケースが少なくありません。本ツールでは時給を設定して原価に含めるかどうかを選べます。
minneとCreemaで手数料はどう違う?
プラットフォームごとに手数料率は異なります。本ツールでは主要な販売先の手数料率をプリセットしており、設定タブでカスタム値に変更することもできます。
入力したデータはどこに保存される?
すべてお使いのブラウザ内(localStorage)にのみ保存され、サーバーには一切送信されません。材料費や商品名などの情報が外部に漏れる心配はありません。